I will continue to post interviews with various people.
2005年の貴重な東京尾山台の”オーボンビュータン”河田氏のインタビュー、彼は現在も現役パティシエとして活躍している。
注:これは私がデザインした日本の通信会社NTT Comの社員採用ページの為に私が企画し、河田氏にインタビューしたものを転載しました。(現在このサイトは存在しません)
Artifaith:
早速ですが、(店内を見回して)若い方が結構いらっしやいますが、河田さんがパリで修業されていた若いころと、最近の若者とでは随分と仕事に関しての考え方が違うように思うのですが。何を一番求めますか?
河田:
それは、自分で決めたことに対してリスクを負うことです。流されないで確固たる自己を持つことですね。
Artifaith:
河田さんが若いころの日本人は良く働いたと思いますが。こう言う業界は労働条件などは厳しいのでは?
河田:
うちは週40時間の労働しかやらせてません。その限られた時間の中でどうやって自分をたたき上げるかが重要で、8時間以上働いても良いものは出てこないからね。午後には厨房を閉めちゃうし、後は自分の自由。仕事ばっかりやってることが必ずしもいいとは言えないし。無理ばかりしててはいいものは作れないと思いますしね。
Artifaith:
特に最近の若い人達を見てて思うのですが、人と接することが苦手というか、コミュニケーション能力に問題が有る様な感じを受けるのですがその辺はどう思われますか?
河田:
それは確かにそう思うけど。
Artifaith:
インターネットのグルメ系の掲示板なんかでは「オーボンヴュータン」の店員は愛想が悪いと言われてるようですけど?
河田:
あんなの気にしてたら何も出来ないよ!しかし、どうにかならないかね、匿名って言うのが良くないんじや無いの?自分の意見はちゃんと名前を出して言うべきだと思うけどね。
あなただって、うちのケーキが美味しくないと思ったらちゃんと「美味しくない」って書いたっていいんだよ!
Artifaith:
確かに匿名だから過剰に誹謗中傷の様な発言をするのは多いに問題があると私も思いますが、その反面、内部告発のような自浄作用があるのも事実ですから、よい面と悪い面と両方あるとは思うのですが・・・。
私が思うに、名店としてのブランド戦略としてあまり愛想を作らないようにしているのでは?
河田:
そう言うことも無くはないけれど、やっぱり味が一番大事だね!美味しいものを作っていればお客さんは付いてきてくれると思ってるからね!
Artifaith:
ケーキのアイデアなどはどうされているんですか?例えばスタッフの方々とミーティングで決めたりとか。
河田:
それは全部私が決めますよ。司令塔は一人でないと駄目!話し会って決めてる店もあるみたいだけど、うちはそう言うことはやらない。そんなことしてたらうちの場合メチャメチャなものしか作れないよ!
Artifaith:
スタッフの方にはやはり厳しいんですか?以前修業時代のシェフの話を聞いたことがあるのですが、大変厳しい世界だと感じたのですが。
河田:
そりゃ、そうですよ。うちなんかK1が始まりますから!(笑)
私が来て下さいと言ったわけじゃありませんから。向こうから使って下さいと言ってきたわけだから、嫌だったら辞めたって構わないし!
そのかわり、出来る人間にはそれなりの評価はしますけど、プロの評価はやっぱりお金だと思うからね、それなりの者にはそれなりの評価をしますよ! 褒めただけじゃプロの場合は駄目ですよ。
Artifaith:
本日はお忙しいところお邪魔いたしました。大変為になる面白いお話有難うございました 。
私が2005年に アメリカのインディーロックバンド The New YearのBubba Kadaneへインタヴュアーしたものを再掲載したものです。
写真提供: The New Year
バンドのメンバーが6人いるのは何故?
Artifaith:
普通だったら、4人編成でギターはオーバー・ダビングするところを、6人編成でギタリスト3人というユニークなメンバー構成は、どのような経緯で?
Bubba
Kadane:
ライブのために6人いるのさ、確かにスタジオ・ワークでなら4~5人のメンバーで事足りるだろうけど、私たちのライブは常に6人必要なんだ。
アルバムタイトルに見る”End”の意味?
Artifaith:
2枚のアルバムにどちらもendという言葉が使われていますが、特別な意味があるのでしょうか?
Bubba
Kadane:
2つのアルバムには、共通性は別に無く、どちらのアルバムもタイトルを決めるより以前に曲が出来てたからね。
DISEASEのビデオのアイデアは誰が出したのですか?
Artifaith:
DISEASEのビデオクリップがとても気に入っているのですが、シンプルで全く奇を衒っていないにも拘らず、カメラワークや編集で非凡なものに仕上がっていますが、誰のアイデアでしょうか?
Bubba
Kadane:
どうもありがとう。あのビデオは、ベースとなる私のアイデアをディレクターのKeven McAlisterが肉付けしたもので、撮影を担当してくれたLee
Danielはアメリカでは撮影監督として有名で(イーサン・ホーク主演、恋人までのディスタンスなどの撮影を担当)、彼には大いに感謝してるよ!
イラク戦争の影。
Artifaith:
70年や80年代と違い今日のアメリカの音楽は類型的傾向が見られる様に感じられます、911テロやその後のイラク戦の影響があると思いますが?
Bubba
Kadane:
確かに若干の文化的、政治的風土には、影響されていると思うよ。
オフィシャルサイトにショップを持っているのは何故?
Artifaith:
バンド自信のサイトにショップを持ってCDやLPを売っていますが、AmazonやiTunes Music Storeで売るのとどのような違いがありますか?
Bubba
Kadane:
それには2,3理由があって、先ず第1に、ライブを行っていない場合でも、年間を通じてある程度の収益を得られということ。
第2に、Tシャツや、ポスター、LPレコードのような他では買えないものを売ることが出来るし、また、他のどのオンラインストアよりも安くCDを売ることが出来るからね。
第3に、多くのファンはバンドから直接それらを買うことを好むからさ、大企業よりも、バンドをサポートする方がいいだろ。
LPをリリースしてますが、特別な思い入れがありますか?
Artifaith:
私は、アナログ派なので、レコードには特別な思い入れがあるのですが、CD以外にもLPをリリースしている意味は何ですか?
Bubba
Kadane:
CDよりも音により広がりがあるし、記録媒体としても優秀だと思う。なによりも、レコードを聴いて育った世代だからね。
日本の印象
Artifaith:
以前インタビューで日本の事を語っていたと記憶してますが、日本に関してどのようなイメージをお持ちですか?
Bubba
Kadane:
確かに私には、日本の大都市と田園地帯を描いた写真や映画、雑誌などの記事に形づくられたイメージがあって、ヨーロッパには何度も行っているけれど、アジアにはまだ行った事がないからね。日本はその中で一番行きたい場所だよ。
以前からずっと、日本とその文化に惹かれていて、The New Yearが日本でプレイ出来たら素晴しいだろうと思うよ。
Artifaith:
Thank
you very much.